去年の4月発売だったんですねぇ。
戦女神シリーズと幻燐シリーズとが共演ということで、
ドキワクな作品でした。
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ジャンル通り、シンプルなRPGです。
メーカーがメーカーなので、その辺は安心です。
アイテムの合成や、ミニゲームもあって、
そのボリュームはシリーズで一番かも。
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フィールドは、
ワールドマップは簡易移動で、
主にダンジョンのみ歩き回れるタイプで、ロマサガチック。
2Dの斜め見下ろし型。
このおかげで、建物の裏側にコッソリ置いてあるアイテムがあったりと、
他人の家を勝手に漁る勇者の気分を高めてくれます。
ただ、斜めなので
方向キーの上下左右が斜め移動になるんです。
ダッシュはありませんが、
CTRLキーでゲーム速度が上げられるので、まぁ許容範囲ですね。
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続いては戦闘。
戦闘はフレームバトルですね。
ターン制とは少し違います。
似たようなシステムだとFF10だったかな?
合計で100フレームを、足の速い順に消化しながら順番に行動します。
その100フレームを使い切ると、1ターンと数えます。
また、戦闘でもCTRLキーで速度を上げられるので、
雑魚戦やレベル上げの時に楽です。
索敵ボタンなるものもあり、これを使うと歩かずに敵と戦えるという、
かなり親切設計。
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アイテムや、武具の量も凄まじいです。
合成で作るもの。
戦闘で鍛えていくもの。
練成で鍛えていくもの。
鍛えられないもの。
色々バリエーションがあって、
上の索敵ボタンを使って育てる事や、素材集めする事がよくあります。
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さて、悪い部分ですが……。
正直、そう気になる部分はあまり無いので、ちょっと気になるなって程度ですが。
まずはスキル。
キャラの覚える技や魔法ですね。
量も豊富でいいんですが、キャラによって物凄く多かったり、
1種類しか持ってなかったり、ちょっと貧富の差が激しい気がします。
おまけキャラとはいえ、
ティファーナの技の少なさは残念すぎました。
あとは、属性の複雑さ。
シリーズ通してやってる人やファンの人はまだ大丈夫だと思いますが、
敵や味方の属性によって、ダメージが極端に変動します。
またこれも種類が豊富過ぎて、
初見プレイ時は説明書に記載されている属性表が手放せません。
戦闘自体がそれに依存しすぎている感もあり、
属性装備があると、圧倒的に有利になったり不利になったりと、差が激しすぎます。
ラストは、リングメニュー。
これも初見時にはかったるい。
文字じゃなくてアイコンで出るので、慣れるまでは、
どこに何があるか分からない。
カーソルを合わせれば文字が出るのでいいんですが……。
またメニューを開いたり閉じたりするのに
一々アニメーションするので、ちょっとテンポが悪いですね。
もう少しアニメーション速度が速かったらよかったかなぁ。
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総合的に見ても初見殺しな作品です。
といっても、そこまでひどくはないです。
ただまぁ、取っ付き難い感は否めません。
特に物語りは、知ってないと分からない事が多いので、
前後作品をプレイしたり、初見用にあるビジュアルノベルをやったりで、
補完は出来ますが……。
物語はもう、セリカ贔屓もいいとこですね。
まぁ戦女神だからそれでいいのかもしれませんが……。
せっかく共演している幻燐のリウイ勢が、6章から終章まで出番無しとか……。
しかも、リウイ側味方少なすぎ……。
幻燐からプレイし始めた人には、興ざめする方がいるかも……。
私みたいな!
人気があったからってナベ&リタが
いつの間にか主人公各にまで競りあがってきてるし……。
時系列が、
「戦女神ZERO」→「幻燐の姫将軍」→「幻燐の姫将軍Ⅱ」→
→「 戦女神VERITA 」→「戦女神」→「戦女神Ⅱ」
なので、正直後付感満載です。
私はシナリオ書きですが、このシリーズに関しては
ちょっと強引に持ってきた部分が各所に見受けられます……。
でも、魔法を操るファンタジーというジャンルは、
『何とでも言えるジャンル』なので、反論は出来ないんですけどね……。
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ちょっと辛い評価がありましたが、
ゲームとしてみればボリューム満載なのでオススメです。
まぁ、初見殺しなのは残念ながら否定しません……。
初プレイの方はじっくり腰を据えてやったほうがいいかも。
ちなみに……。
エウ様の作品は、1週では100%コンプリート出来ません。
マルチエンディングというのもありますが……。
1週目ではアイテムが取れなかったりする仕様が所々にあるので、
やりこんで初めてコンプ出来ます。
そういった意味で……。
やっぱりじっくりプレイした方がいいですね(笑)